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旅とかアイマスとか

結果が人をつくる(メダリストの話)

この日記はフィギュアスケート漫画、メダリストのアフタヌーン2023年11月号最新話のネタバレを含みます。

ネタバレを容認できる方のみ、先へお進み下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メダリスト、フィギュアスケート漫画。

女子フィギュアスケート選手として、11歳でコーチと出会い本格的に競技を始め、ライバルや友人との出会い、そして戦いを通じて、夢へ向かって進んでいく。そんな、出遅れた主人公いのりを中心にノービスからのフィギュアスケートを描くのが、つるまいかだ先生の「メダリスト」だ。

主人公の結束いのり、そのコーチの明浦路司、そしてライバルにして3Aや3Lz-3Loという高難度ジャンプを飛ぶ天才 狼嵜光や、そのコーチにして五輪元金メダリスト、伝説的なスケーターである夜鷹純など、強烈な個性を持ったキャラクターたちを中心に物語は動いていく。

描かれる大会はいのりも出る女子の大会が中心だ。

 

男子選手としては、五輪元銀メダリストの父を持ち、その父から指導を受ける鴗鳥理鳳という選手が出てくる。

いのり、光、理鳳は同い年。

天才・狼嵜光と、遅れてきた少女 結束いのりを

男子サイド、そして競技者の息子というサラブレッドの視点から見る人物である。

 

理鳳は、フィギュアスケートをやりたいという思いだけで不利な立場から競技をスタートさせたいのり(現役時代の司も)と、ある種では正反対の存在である。

しかし、その理鳳は壁に突き当たる。

父が成し遂げられなかった夢、夜鷹純という天才の幻影、天才として理想を体現するリンクメイトの光……。

将来を嘱望される有力選手でありながら、ただの「有力選手」であることを彼自身が認められない、銀メダリストの息子として求められる理想の幻影だけが肥大化していき、彼はスランプに沈む。

 

そんな息子を見て父、鴗鳥慎一郎が選んだ選択は、しばらく他所のリンク、他所のコーチに預けること。

そして、鴗鳥理鳳は明浦路司と出会う。

 

一方、明浦路司は、銀メダリストの息子としてではなく、鴗鳥理鳳としてのスケートを見、褒める。

しかし、理鳳は彼自身がされてきたように、司コーチを肩書で見ようとしてしまう。

反発する理鳳に対し、司は、元選手としての肩書は何一つとして無いことを正直に打ち明ける。

しかし、スケーティングで理鳳に語る。その滑る姿は誰よりも素晴らしいものであった。

 

理鳳がスランプの壁をぶち破るのはその後のことである。

 

 

 

さて、前置きが物凄く長くなった。

理鳳は全日本ノービスAへとコマを進める。今号はその、理鳳の全日本選手権の話である。

 

前日の女子ノービスAは、天才 狼嵜光の異次元の演技、それに挑んだ鹿本すず、胡荒亜子、そして結束いのり。超ハイレベルで話題に満ちた一日だった。

 

理鳳はこれまでで一番いい演技をノーミスで終え、パーソナルベストを出す。

とはいえど、前日の光のスコアと比べると、それは控えめな点数であり、4回転はもちろん、3Lzもまだであり、これまでの成果はありつつも、さらなる余地を残した内容でもあった。

理鳳は一旦喜んだのち前日の光を思い出し、天才の境地に無いことへのコンプレックスと、表彰台は後続選手が取るだろうという諦めの感情を抱き、まったく結果に期待もせずに控室にいた。

 

が、なんと後続が立て続けに失敗し、そのまま優勝してしまう。

その後の理鳳の心の動き、行動は作品を読んでいただくとして……

 

私がこのエピソードで思い出したのは、不世出の天才 柔道の野村忠宏さんである。

柔道一家に生まれ、父は監督、祖父は館長、叔父に五輪金メダリストというサラブレッド。

しかし1996年のアトランタ五輪で初優勝するまで、なかなか大会で目立った結果を残せていない、無名の存在だった。

そして、この年の最大の注目は、1992年バルセロナの雪辱戦、今度こそ金メダルをと日本中の期待がかかる女子の田村亮子選手だった。

 

同日の試合ということもあり、話題は田村亮子一色。

一方の無名でマスコミや一般から期待値は高くなかった野村忠宏選手だったが

3回戦で優勝候補を破ると、その勢いのまま金メダルを獲得する。

 

そして、その後の偉業は誰もが知るところだ。

 

 

鴗鳥理鳳にとっての、思いがけない勲章となった全日本ノービスA金メダル。

理想のスケーティングには道半ばにありながら転がり込んできた金メダル。

だが、結果は人を成長させる。

彼が獲得した金メダルが、彼を素晴らしいスケーターへといざない、偉大な選手の最初の大きな足跡となることを期待せずにはいられない。

マスク2枚配布は行動経済学に基づいた施策である可能性 (マスクとナッジ)

※はじめに……行動経済学について専門的に勉強したわけではないので
 内容に重大な誤りがあればご指摘いただけると有り難い


国が国民1世帯あたり布マスクを2枚配布する。
初め聞いたとき正直な話をすると私も困惑した。

手間暇お金をかけてする意味がどれほどあるのか。
ちょうど現金給付が期待されていたタイミング
しかも4月1日ということもあって
マスク2枚は落胆と笑いを巻き起こした。


しかし数日経ってみて、これは実は
行動経済学的に裏付けのある施策なのではないか
と感じるようになった。

その理由を以下に書こう。


ナッジという言葉を知っているだろうか?

2017年にノーベル経済学賞を受賞した
リチャード・セイラー教授が提唱した理論であり
和訳すると「ひじで軽くつつく」という意味。

ちょっとしたきっかけを与えることで行動を促す考えである。

ナッジの最も有名な例としては

公衆便所の小便器にハエの絵を描いたところ
みんながそこ目掛けてするようになったので
掃除代が滅茶苦茶安くなった

というものがある。


さて、ここで布マスクの配布について考えてみたい。
現在マスクをつけずに外出する人には
どのようなパターンが考えられるだろうか?

 

1.あればつける(積極派)
2.特に気にしていない(中立派)
3.つけたくない(反対派)

 

この中で積極派はマスクを配ればつける。

 

次に、中立派。ここがポイントである。
この人達にはマスクを配るという行為がナッジになると思われる。

ナッジにおいて「デフォルトバイアス」と呼ばれる効果がある。

 

ここで一つの実例を。

ある国では臓器移植のドナー登録者が非常に多く(9割が登録)
またもう一方の国では非常に少なかった。(1割が登録)

国民性の違いだろうか?

 

答えは設問にあった。

非常に少ない国では
「ドナー登録に同意ならチェックをつける」
であり

一方、非常に多い国では
「ドナー登録を拒否するならチェックをつける」
であった。

つまり人々は現在の状態から変化させることに
ためらいを感じる習性があるために
デフォルトの設問次第で、結果の差異が生じていたのである。

(ちなみにこの仕組みを悪用すると、アンケート結果を簡単に操作できてしまう)

さて、ここでマスクについて考えてみよう。
わざわざ探したり、買いにいったり、お金を払ったりすることは
強い状態変化にあたる。


しかし何もしなくても手元にマスクがある状態になるのなら
つけて外出することを促せるのではないだろうか。


最後に反対派について考えてみよう。
つけたくないので基本的につけない。
ただし、もし街中の人が全員マスクをしていたら……?
その中でも絶対につけないという強固な信念を持つ人がどれほどいるだろうか?
周囲の目もあるのに、つけないことに価値を見いだせるだろうか。

これはナッジの「社会的選考」というものに当たるようだ。
人間は群れで生きる生き物なので
自分の意志は集団の傾向に左右されるというものである。

急に閣僚が揃ってマスクをつけはじめたのも
視覚的に「社会的選考」を働きかけることを狙っていると思われる。

 

また、マスクをつけるという行為が衛生に注意を払わせ意識向上する可能性がある

との指摘もあった。

BBCが東アジアのマスクとナッジについて書いた記事
https://www.bbc.com/news/world-52015486

 

枚数に関してもなぜ2枚?は大きな話題になった。

これも疑問なのだが、そもそも現時点で用意できる数がそれだった可能性はある。

まず、どの家庭にもマスクが配られることによる着用へのナッジは間違いなくある。
その上で、自粛下で外出が必須となるのは勤務か家事の為、1家庭で2人と見做したのかもしれない。

単身世帯としては、洗ってローテーションできるので2枚は助かる。
昼間買い物に行けないしね。

バカバカしい施策に思われたが、この施策だけで感染症が食い止められるものではなく
あくまで様々な施策のうちの一つが大々的にクローズアップされたものに過ぎない。

マスク2枚以外の施策も含めて、生活保障と感染症防止の両面から
有効な施策が打ち出されると信じている……信じたい。

アイマスPがジャニヲタに触発されて防振双眼鏡を買ってみた話

防振双眼鏡はいいぞ!

オタクの長い語りが続くので
選び方を知りたい方は目次で 防振双眼鏡って?までスキップしてください。

なおブログ主に光学的な知識は無く、調べた内容をざっくり感覚的に書いているので
重大な誤りがあった場合はご指摘いただけますと幸いです。

はじめに

東京ドームに担当アイドルが立つ。
そんな未来、信じられるだろうか?

そう、バンダイナムコフェスティバルである。
そのイベントにアイドルマスターシンデレラガールズ(デレマス)も出演することになっており
私の担当アイドルである龍崎薫ちゃんCV春瀬なつみさんもお呼ばれしたのである。
なお、私は春瀬なつみさんのことも激推しである。行かないはずがない。

さて、ここで少し龍崎薫ちゃんと春瀬なつみさんについて説明しておこう。

龍崎薫ちゃんは9歳。アイマス界最年少タイの元気っ子である。お料理好きでいつも明るく、優しさと思いやりのある物凄くいい子である。

その薫ちゃんを演じるのが春瀬なつみさん(なっぴー)。
146cmと小柄だけど、全身で薫ちゃんの動きを表現するダンス、可愛くて元気な声と、ステージに立つ度に、「なっぴーがマジで薫ちゃんだった……」とか、#なぴかわ春瀬なつみさんが可愛いという意味)などと大変話題になる方である。

特に曲中で全力でジャンプする「なっぴージャンプ」は、最大出力の #なぴかわ が放たれる為、直撃を受け言語中枢が破壊される者が後を絶たない。

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龍崎薫ちゃん


……話を元に戻そう。さて、そんなバンナムフェスだが、チケットに表示されたのは「スタンド席」。いや、スタンド席は悪くない。段差があるぶん変なところに押し込められて、前の人の頭しか見えないような状態になるよりはずっといい席なのだ……。

しかし広い東京ドームでスタンド席ともなれば、薫ちゃんの姿は相当小さく遠くなってしまうことは間違い無かった。

そんな折り、知人の橘ありすPから「防振双眼鏡がいいらしい」という連絡が入る。
更に追加情報として「ジャニヲタが推奨している」と。

「ジャニヲタが推奨している」
これは相当信頼できる筋からの情報という意味である。
彼女らは十年以上前からドームライブを数多く経験しており
全国を飛び回っている。ライブにおけるヲタ活で我々よりも何年も先輩である。
なにより推しの為なら金に糸目はつけない超情熱的なヲタが多いのだ。

そんな人達が良いと言っているものは間違いなく、良い

これは調べねばなるまい。
私は早速、秋葉原ヨドバシカメラへと防振双眼鏡の調査に向かった。
 

さてヨドバシにつくと親切な店員……いやメーカーからの出張社員が色々と教えてくれた。

曰く
・防振は8倍以下なら必要ない
・できれば10倍以上から
・防振は仕組み上、レンズの一部を犠牲にするので明るさや見かけ視界を高めにくい

等であった。


8倍の防振を買うくらいなら、明るくて視野が広い防振なしの高級双眼鏡を買うのも一つの手とのこと。

なるほど……。防振ナシの高級機もアリか……?
それとも防振か……?迷いに迷って、結局後日、防振双眼鏡の一つを買った。

そしてその効果は抜群であった。

バンナムフェスではドレミファクトリーという滅茶苦茶可愛い曲が披露されたのだが、その曲のセンターステージでのダンスやステップは勿論

はるか奥のメインステージで披露された「お願いシンデレラ」でも、ぴょんぴょん跳ねながら歌う薫ちゃん(なっぴー)もバッチリと見えたのである。

さらにデレマス7thライブ ナゴヤドーム公演では、もりくぼ(CV高橋花林さん)のピアスやネイル、飛鳥くん(CV青木志貴さん)等の細かいアクセサリまで見え、大興奮であった。

そしてもちろん、双眼鏡を持ちながらペンライトで応援した。防振だから可能なのである。

あまりに感動したので、この度布教する。ジャニヲタの皆さん、叡智をありがとう。

防振双眼鏡はいいぞ

防振双眼鏡って?

・防振双眼鏡の機能
 簡単に言うと手ブレ補正つき双眼鏡
 電池のパワーで手ブレを抑えてくれる。

・防振って本当に必要なの?
 ぶっちゃけ低い倍率の双眼鏡で見るなら
 あるいは座席に座って観覧するなら8倍以上でも防振無しでいける。
 そう、座って静かに見るなら……。

以下は手ブレ発生時と防振ONの比較イメージ(あくまでイメージである……。)

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防振OFF(左)ON(右)のイメージ

 

さて、防振双眼鏡は普及価格帯(約5万円台)で3社の製品がある。

www.vixen.co.jp

www.kenko-tokina.co.jp

cweb.canon.jp

この3つをこれから述べる観点で吟味し、最終的に一つを選んだ。

なおAm◯zonメル◯リで「防振双眼鏡」で検索をすると防振じゃない双眼鏡が大量に検索に引っかかるが、品質も怪しく、当然レンズシフト防振なんて全くついていないので買わないほうがいい。見分けるポイントは「電池による防振」かどうか。

コストを押さえたくてあれらを買うなら8倍のポロプリズム型(定番のPENTAXタンクローとか)を買ったほうが絶対いい。

選ぶポイント

 選ぶポイントはざっくり以下の4つ

・倍率
・視野角(実視界と見かけ視界)
・明るさ
・補正の効き具合

倍率

対象物まで100mの位置から使うと仮定しよう。

8倍であれば12.5mの位置からの見るのと同じ眺めになる。
10倍であれば、10mの位置から。
12倍ならなんと8.3mだ。

これは凄い。

デレマス7thライブ ナゴヤドーム公演のステージ位置を参考にするとおおよそ
バックネット席から120mくらい後方の位置にあったので、自分の席がスタンドバックネット席であれば12mくらいの位置にキャストが見える。見える景色は「Aブロック4~5列目」みたいなもんである。神席である。

但し倍率が高ければ高いほど良いというものでもない。ずっと顔しか見えないというのよりは全身が見えるくらいがちょうどいい。
ヨドバシ等の量販店に行くと各会場での適正倍率が表示されている。

ドームでスタンドならだいたい10倍。3階席や後方なら10倍超えだと嬉しい
アリーナ中程なら~8倍
というのがざっくりした感覚。

肉眼、8倍、10倍、12倍の見え方の違いのイメージを以下に画像で示す。

ぶっちゃけ「そもそも肉眼でこのくらい見える位置なら神席」なのだが、そのことは一旦忘れてもらおう。豆粒くらいの距離に引いたスクショだと拡大したとき顔が潰れてしまうのだ……。

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肉眼イメージ

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8倍薫ちゃん

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10倍薫ちゃん

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12倍薫ちゃん

そう、表情までばっちり見える。ひまわりのヘアピンや手のリボンだって見えるだろう。あ、双眼鏡でモニターを見るのも楽しいです。肉眼だと気づかないとこまで気づけるので。

※なおイメージ画像の解像度が荒くなっているのはデジタルズームだからで、双眼鏡は光学ズームなので解像度は落ちません。


視野角(実視界と見かけ視界)

双眼鏡を覗いたとき「筒の中を眺めてる」という感覚がどうしてもあるのではないだろうか。

これは見かけ視界の狭さに起因する。

レンズを覗いたときに見える範囲の広さ=見かけ視界 である。

私はこの「覗いている感」が嫌だったので、見かけ視界が広いものを選んだ。

個人的には見かけ視界は50度以上あると覗いている感が薄れ「自分の目で見ている」感が強くなると感じたが、当然個人差があるのでお店で試して欲しい。

 

以下に10倍双眼鏡で覗いた時の「見かけ視界」の広さ、狭さの違いのイメージ画像をつくってみた。

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見かけ視界狭

 

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見かけ視界広

何となく伝わっただろうか?

また見かけ視界を上げる(広角になる)ほど、周辺視野の画質を維持することも技術的に難しいと言われる。実際に覗いてみて周囲の歪みや解像度等も判断の上で選択されたし。 

明るさ

スペック表に明るさが表記されていない場合は

ひとみ経^2=明るさ で計算する。

明るさの数字が大きいほど暗くてもよく見えるとおぼえておけばいい。

そして、明るさは屋内ライブ会場では9以上が望ましいらしい。

明るさはレンズのサイズが大きくなるほど上がりやすく、倍率が高くなるほど下がりやすい。要するに、図体が大きくて、倍率が低く抑えられてる双眼鏡は明るい

明るい、暗いのイメージは以下の感じ

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レンズが明るい場合

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レンズが暗い場合

イメージが伝わっていれば幸いである。
明るいほうが薫ちゃんの笑顔がより輝いているように見えるのがお分かりいただけたであろう。暗くても輝いているけど。

補正の効き具合

これも重要な観点である。

防振双眼鏡なのだから補正は効かなければ買った意味がない。
そしてこれは店頭で体験しないとわかりにくい。

防振双眼鏡はVixen、Kenko、Canonから出ている
実際に店頭で触れた個人的感覚では効きの強さは Vixen>Kenko>Canon であった。

Vixenはめちゃくちゃヌルヌル動く。
なお体験するときに試してほしいのが、実際の観覧スタイルをその場で試してみる……つまり「お店で、ペンラを振る動きをしながら双眼鏡を覗く」のである。

これを防振ON、OFFで試してみる。あるいは防振双眼鏡以外でもやってみる。

傍から見るとおかしな人だが、これをやることで防振双眼鏡が本当に必要なのか、双眼鏡を支えている手は大丈夫か、などなど現場のシミュレーションができる。

 

都民ならオススメはヨドバシ新宿西口店

なぜなら「双眼鏡売り場が路上に面していて、暗さのあるシチュエーションで試せる」からである。通行人の存在は忘れよう

 

選んだ双眼鏡

 以上の観点で先に挙げた

Vixen 防振双眼鏡 ATERA H12×30、
Kenko VC スマート 10×30
Canon 10×30 IS II

を比較した。

 

Vixen倍率が12倍ある点、補正の効きが素晴らしい

但し明るさが暗め(6.3)なのと、見かけ視界が狭め(47.5度)なのが気になった。ボタンは固定式で5分間有効。

 

Kenko補正の効きが比較的よく、倍率は10倍ある

また、明るさ(9.0)もある。見かけ視界は公称値無しだがCanonには劣る。ボタンは固定式で5分間有効。

 

Canonは補正の効きは一番控えめだが、倍率10倍

明るさ(9.0)見かけ視界(55.3度)が優秀。またポロ型なので光学性能的に有利なんだそうだ。欠点はボタンが固定式ではなく、抑えている間しか効かないこと。

 

私はCanonを選んだ。見かけ視界を重視したこと、明るさが確保できたことが決め手である。結果としては大満足の見え方であった。

欠点のボタン部分はお弁当のゴムバンドに出っ張りをつけて押さえている。

 

結論

龍崎薫ちゃん(春瀬なつみさん)はいいぞ。あと防振双眼鏡、オススメです。

 

アナスタシアの苗字は?学校は?パパの職業は?調べてみました!!

アーニャについて

アーニャ、可愛いですよね。

北海道出身でロシアと日本のハーフ
中身は天体観測とホームパーティが好きで
寮のお友達、前川みく五十嵐響子とお料理したり遊んだりもする家庭的な15歳です。

神崎蘭子とも仲が良く、お姉さん的に慕う新田美波とはラブライカというユニットを組んで歌唱しています。

モバマスデレステで絶賛活躍中です。

 

そんなアーニャですが、プロフィールは苗字すらわからないなど謎に包まれています。

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アーニャの苗字は?

アーニャはデレステのコミュ1とNothing but Youのコミュから

小樽の出身と思われます。

 

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しかしコミュの中で苗字に触れられることはありません。

アーニャの苗字が分からないかと
さまざまな文献を当たりましたが、公開された情報はありませんでした。 

そこで、小樽へと取材に出かけ、現地を歩き回って調べました。

現地で人気のお寿司屋さんを巡ったり、運河を眺めて情報を探しましたが、決定的な情報には至りませんでした。

 

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残念!わかりませんでした……     (ところで可愛いですね)

たくさん!の歌の中に苗字が出てくる可能性が微粒子レベルであるかもしれないと思いましたが、歌詞が素晴らしいということしかわかりませんでした。

「たくさん!」は「Jet to the Future」に収録されています

 

アーニャの通っている学校を調べてみた!


アーニャは東京で寮に住んでいます。
アーニャの制服姿はスターライトスクールで着ている姿を見ることができます

 

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大好きな天体観測でワクワクするスターライトスクールのアーニャ、可愛いですね

かわいいですね

 

恒常SSR、ウォーミング・ハートでも着ている姿を見ることができます。

 

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今日はホームパーティ、可愛いですね。ドレスももっふもふでかわいいです

白のブレザーに青のリボンがお洒落ですね

しかし、この制服を採用している学校があるか調べてみましたが、分かりませんでした。

それはそうとして、響子ちゃんと笑顔でお買い物帰り。桜の風コミュで仲良くなった様子が伺えて、かわいいですね

 

アーニャのパパのお仕事は?

アーニャはパパとハンティングに昔行っていたと話しています
ということはパパの仕事はハンターなのでしょうか?
 

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パパの職業はひみつ、かもしれません。ところでアーニャかわいいですね

しかし職業ハンターであることを確定づける情報は見つかりませんでした。 

ところでこのアーニャ、可愛いですね。

 

いかがでしたか?

結局、アーニャが可愛いということ以外、分かりませんでした
みなさんも可愛いアーニャを是非応援してみてください!
(シンデレラガール総選挙、よろしくね!)

ミリシタTC「対立煽り」に関する美也陣営としての弁明と考察

「対立煽り」はあったのか。

私の考える美也陣営と春香陣営のスタンスの違い
そして、そのスタンスから得られるものの違いについての
考察をここでは記しておきたい。

これはあくまで私としての考えであり
美也陣営そのものの見解ではない。
そして、これを書くことによる全責任は私にある。

美也側としての弁明

数日間、迷いに迷った上で筆を取った。

お気持ち表明させてもらう理由は
誰かに引き下がれと要求したユーザ様と
相手から反発を得る形となってしまった
仲間を同列には見なされたままにしたくなかったからだ。

残る形で、仲間に被せられた汚名に対して
私も記事という形で、きちんと残しておこうと考えた。


ユーザ様がおかしくなったプロデューサーだったのか
荒らしだったのか、どこを支持していたのか
というのは考えても無駄なことだ。

ただ、そんな存在から目をつけられたのは
不幸だったろうとしか言いようが無いし
それが春香陣営をナーバスにさせる要因に
なっただろうとは思う。

私も自陣コンベにそういう存在が出てきたら
ナーバスになるだろうから。
いずれにしても彼の思想は端から
TC及びミリオンライブに、そぐわないものであった。


一方、美也陣営側の問題と挙げられてしまったタグとポスターは
元は大きな存在と競っているというムード
その盛り上がりを目指したものであったことを
内側にいた私は知っている。

影絵はシャニマスのライバルやライブ前の事務員さんなどに
見られる表現であり、
むしろオブラートに包んだ表現になるだろうとの考えがあった。

私も「そのほうが無難」と会議で賛同している。

タグについても2回ほど使った覚えがある。
「伝説の存在に挑むのだ」という認識から使用し
数々の歴史を作ってきた存在に
歴史を作りたいアイドルが挑む、と考えていた。

これは美也陣営としての理屈であり
それを見た人の側がどう感じるかまで考え切れていなかったのは
完全に我々の落ち度であり、寄せられた声に関して
真摯に考え、省みたいと思う。

但し、数々の指摘があっても行為を辞めなかったユーザ様と
読み違いで怒らせてしまったプロデューサーには大きな
差があると私は思う。


「対立煽りをしたユーザ様」「対立煽りをした美也陣営の指導者」

と同列で書かれたことは容認し難い扱い
だと考えている。
ここははっきりと述べておく。

対立だったのか、対決だったのか

目指したのは「対立」ではなく「対決ムード」だった。
美也側としては対決ムードの情勢は歓迎するものであった。
一方の春香陣営としては競ることが話題になること
(一騎打ちが話題になること)は
避けたいものであったとの感想がちらほらとみられる。

自分たちにとって嫌な展開を相手が目指している
これは考えている以上に、ひりつくものである。

逆に美也陣営からすると、常に警戒されること
特に自陣票は多くないにも関わらず
それが存在すると見越して投票されるのは
しんどいし嫌な展開であった。

だからこそ期間中頻繁に見かけた
「美也には油断するな」
「美也は余力を持っている」には
良い感情を持つことは無かった。
しかし、それは自陣の狙いが防がれるが故に沸きあがる感情で
相手側には当然の戦略だろうとも理解していた。

どちらの感情も
「それをやられたら困る」
という立場からくる要素も大きいと私は、思う。

美也陣営以外の陣営で
春香陣営への宣戦布告や対戦ポスターを作った陣営が他に存在したことからも
対抗するアイドルを応援するPからすると

春香さんとの対戦は特別なムードを持つものであったと
私は思っている。

失望感の本当の要因は何だったか

なぜ失望感と怒りを誘ってしまったのかを
さらに踏み込んで考えてみたい。

まず、作品の外、こちら側の世界で考えると
アイドルマスター」とそのアイドルが積み上げてきた
10年を超える日々は一種、伝説である。


次に作中を見てみよう。
春香さんは事務所の仲間と切磋琢磨し
共に仲間として頑張っていくことを目指している。
また作中プロデューサーも
ミリシタのシナリオで、各先輩たちに
少し経験の多い仲間として後輩に接してほしいと話している。

彼女自身も17歳の普通のアイドルとして
同じ目線で立とうとしている。

であるからこそ
同じ地平線に立つ仲間の一人に対して
こちら側の世界での実績への認識を混ぜた
「特別な存在」ともすれば「遠い人」となるような
捉え方、表現の仕方は相手を傷つけるものであったのではないか。
この考察が誤りでなければ真摯に反省したい。

 

765ASはゲームセンター、コンシューマ、アニメで展開し
ミリオンライブ展開後も
TA、TBは参戦はなく、TGやソロ曲実装、ライブ等でも
異なる扱いを受けてきた。

ASメンバーを応援する人たちからすれば
「ようやく同じ立場で競えるのだ」
と、同じ目線になれることに期待を胸を膨らませていただろうことは
想像に難くない。

だからこそ仲間認識が薄い「遠い人」認識が現れた部分に
失望と反発を覚えたのではないか。


今回の件は
こちら側世界を踏まえたキャラ認識と
作中世界のキャラ認識のズレ
プロデューサー同士のキャラの捉え方の違いが招いたもの
ではないかと、そう思う。

ミリシタTCを振り返る(THE@TER CHALLENGEの感想④私の活動&書きそびれたこと)

TC期間中に取り組んだこととか
振り返りで書き損ねたこととか
個人的な感想なんかを色々書きたいと思う。

私がやった主な支援

1.しじみリボンサンド作成

春香、琴葉、美也の三つ巴に対し、だれが名付けたか
しじみリボンサンド。
で、実際に作りました。

 ちゃんとレシピもあるよ!!

 実はユザワヤでリボンは調達していたのだけど
食べられるものの方が良いよなぁ、と考え直し
急遽昆布をリボン煮にして作った。

 

2.みゃおみくじ

前の記事でも書いたけどdiscordに提案して拾ってもらい
文・構成      :海璃さん
絵・題字・レイアウト:しもこし
という形で実現させることができた。

shindanmaker.com


引いた画面はこんな感じ。

 ちなみに……37通りある。
これを全部、異なる文面で考えた海璃さんには感謝しかない。
また提案により、一斉投票の時間が宣伝として書かれている
工夫もあった。
(提案した美也陣営仲間のひらめきには驚いた)

 

3.ミリシタTC説明

個人で投下したものとして、ミリシタTCの意義を説明するもの。
ミリシタTBの時に、
自身が投票のやり方や意義、選挙活動をあまりきちんと認識できず
最終盤まで参加しなかったことを思い出して作った。

・後から「参加すればよかった」と思う人を減らしたかった
・ミリオンP内に盛り上がりが閉じている可能性を危惧
 (企画の意義や各Pのプロモーション合戦を広く知ってほしい)
・浮動票増やしたい
理由はここらへんである。
あと、この入り口から美也を好きになってくれたらいいな、とも思っていた。

 

4.MYAO MYA(パロディOP)

文章:友人P
作成:私
某世界的SF映画パロディのOP。

友人Pと、こういうパロディ面白いんじゃない?と話していたら
シナリオをうんうん悩みながら書いてくれた。すごい。
英文はGoogle翻訳クオリティとのこと。

で、動画化できるサービスやら、字幕を編集で入れたり
色々駆使して完成にこぎつけた。

お陰様でAviUtlが少しだけ使えるようになったよ……。

 

個人として作ったのはこんなとこで
あとはコンベとdiscordで投票企画について話し合ったり
コンベに来た方に挨拶返ししたり
#FD美也の可能性 をツイートしたり、#お美也参り したり
そのままガチャ引いたり(お美也参り中、やたら引きが良かった)
していた。

 

一緒に美也を応援した皆様へ

今回やっていて、やっぱり苦しい時は沢山あった
でも楽しかった。
美也の独特の雰囲気がそうさせていたのだと思う。


美也陣営は全体的に
粘り強く、マイペースで、負けず嫌いで、企画ごとが好きで
美也ちゃんが好きで好きでたまらない人たちが多かったと思う。

1か月間、お世話になりました。
戦況が悪い中でも、一緒に頑張れてよかったです。
全部が全部のんびりした雰囲気だったわけではなく
時には緊迫した雰囲気もありましたが、それでも
大人な話し合いを心がけてくれたことに感謝します。

 

勝利したアイドルと応援していた皆様へ

おめでとうございます。
特に春香陣営と春香さん、おめでとうございます。
強かった、とにかく強かった……。
とにかく隙がなく、弾幕が厚く、兵は統率され、見事でした。
その統率力でアウトレイジ軍を率いていくのでしょうか。
どのような作品になるのか待ちたいと思います。

 

 

 

 

……やっぱり悔しい。

次があったら負けません。美也の為に負けません。
そういう気持ちでいっぱいです。
でもその為には、まだまだやらなきゃいけないことが沢山。
お互いにお疲れさまでした。

今回勝った陣営、全ての動きを追い切れては居ないけど
やっぱり、勝つだけの積み重ねがあったのだと思います。

あと、同組ではやっぱり真壁陣営凄かったなぁ
……千早陣営の文句なしの強さに
あそこまで競っていくのはしびれた。
どちらも次もきっと、素晴らしい勝負をされることでしょう。
(当たったら胃が痛くなりそう)

個人的に嬉しかったメモ 

嬉しかったことその1
TC期間中や期間後に「美也ちゃん好きになった」
という声を目にしたこと。
これは物凄く嬉しい。


嬉しかったことその2

近未来アウトサイダーの他の役で応援している方*1
FD美也との組み合わせを考えている方が居たこと
特に最も密接にかかわるであろうキャラ……
ベルマッコとFD美也なんて見た時には心躍った。
そういう発想を持ってもらえていることが嬉しかった。
私も見たかった!

自分の応援するところはいいとしても
別の役に誰を当てはめるかって
結構悩ましいところだと思うのだけど
そこで美也を入れる発想があったら、やっぱりすごく嬉しい。

嬉しかったことその3

蝶々さんがネコ役について
リリイベでとても喜んでいらしたという話を聞いたこと
美也は喋り方が独特で、のんびりとした雰囲気に
美也の可愛らしさがつまった演技は
蝶々さん無しには考えられないと個人的に思う。

その蝶々さんが
「ネコ役をもらって劇の中で話を回していけるような役で良かった」
と仰っていたという話。
美也ちゃんの可能性が広がった」と考えていらしたこと

蝶々さんの誕生日には
一斉企画等で足並みを揃えたわけではないけれど
皆が思い思いに祝いながら投票していた。


嬉しかったことその4
歴史的アイドルである(と私が認識している)
春香さん相手に挑んで最後まで戦えたこと。
この経験はきっと美也の財産になると思う。


嬉しかったことその5
志保Pで美也に応援に来て挨拶していかれた方が居ること。
(TBには私はあまり関われてないけど)
お互いに負けられない大激戦をした間柄……
だからこそ、特別なものを感じた。
今回、メイド役を射止めたこと、おめでとうございます。


嬉しかったことその6

育年くる年企画。
スクショも役のイメージに近いものを選んでくれて
力が入った企画で、嬉しかった。
もちろん最終的には、自分の担当の票に繋げるのを
誰だって目指しているのだけど
純粋に、アイドルの良さをもっと広めたいという
情熱を感じられる企画でした。

一番うれしかったこと
活動を見て旧い友人たちが

美也ちゃんなら面白いファイナルデイ役をやれると思うと言ってくれたり

実際に応援したりしてくれたり、手伝ってくれたこと。

これは本当に本当に嬉しかった。
改めて感謝を述べたい。

*1:詳しくは割愛するが、色んなアイドルでFD美也への支持を見て嬉しかった

ミリシタTCを振り返る(THE@TER CHALLENGEの感想③戦いを終えて)

ここでは、TC投票を終えて
美也陣営の雰囲気がどうであったか
敗因分析
TCについての総括
をしたいと思う。

美也のコンベンションセンター

美也のコンベは基本的に
ζノ ・ิᴗ・ิ) みゃおみゃ~ という挨拶で構成されており
訪問者がやってきたり、作戦をどうするか話し合われる時だけ
普通に会話をしていた。

私はこの雰囲気が好きで、特に
「みんな気ままなマイペース」
「ゆるやかに協力する」
「実は負けず嫌い」

という特徴が好きだった。数々の企画があったが
頑張れるところでそれぞれ頑張って
好きにやろうというスタンスだった。

陣営に何人か名言職人が居て、面白いタグや
面白い会話をしてくれたのには凄く感謝している。

美也でエゴサしていて、美也コンベの雰囲気好き
という言葉をいくつも見た時には
それはそれは嬉しかったものである。


私も
ストロングおゼロの千鶴さんコンベ
らぁめんで盛り上がる貴音さんコンベ
切り返しが実に面白いまつり姫コンベ
日本酒情報が集まるこのみさんコンベ

ここらへんは時々覗きに行っていて、大好きだった。

あとコンベを訪問してくれり
交流企画を練ってくれた各担当Pさんたちには本当に感謝したい。
そうした交流も、TCの醍醐味なのだから。

 

外部ツールとの関係については
discordやTwitterは勿論活用していた。
個人が作る支援はTwitterを通じて周知され
細かい調整事はdiscordが多かった。
しかし全体の話はコンベで決定する流れが出来ていた。

 

今後に向けて(敗因分析)

残念ながら美也は力及ばずという結果になった。
なぜ及ばなかったのか、それを考えてみたい。

まず始まる前の環境として以下が挙げられる。


■環境要素

・TBで役を取っていた
・枠の競争率が上がっていた
・地盤、看板で対抗相手より劣っていた
・全員参戦により浮動票は減っていた

これらは今回の選挙戦略によって
一朝一夕で変わるものではないので深くは触れない。

正面から票数勝負をやったら負け筋だと思っていた。
だからこそ、どのようなアピールをするかが大事であった。


■行動要素

・投票企画で話題を作れたか

 今回は一斉投票が多く、話題を作れなかったものも少なくなかった。
 キャッチ―で流れをうまくつかめたものじゃなければ
 大きく話題をさらうことは難しかった。

 前回でいえば「38時間投票」があるが
 内外に最後の切り札と思われているカードを切って不発なら
 士気の大幅低下が予想された。
 しかしカードを切らなくても、38時間投票待ちという状況が
 生じることが懸念された。

 美也としては一番わかりやすかったのが38038作戦
 次はサンドイッチ作戦だろうか。
 票が一気に入ったのはニドイッチ。

 美也の投票企画に関して、色んな人に参加したいな
 と思わせる仕掛けづくりが出来たかといえば
 「多くの投票企画の一つ」として埋没してしまった
 美也Pあるいは美也を推している人を大きく超えては
 広がらなかった可能性は否めない。

 また、タグが多すぎたことも反省材料として挙げたい。
 ある研究結果で、SNSのタグは2つが最適
 それ以上は増えるごとに効果が弱まる、という話がある。
 沢山の優れたアイディアはあったが
 取捨選択しきれなかった面はあると感じている。
 (特に序盤~中盤戦)

 

 他陣営の一斉を見ると私の印象に残ったものとしては

 キャラのしゃべり方に一斉投票のイメージを重ねた
 「はい砲」「わんだ砲」

 エセレブ語で大ヒットした
 「おブッパ」(正式な一斉投票名よりこちらのほうが印象深いw)

 らぁめんコンベ+あんずのうた+映画の題名が秀逸な
 「しじょー最大のカエダマ大作戦」

 大ヒット #茜ちゃん絶対島流しにするからね の伏線を回収
 「茜ちゃん絶対主人公にするからね」

 らへんだろうか。

 

・相手から読みやすい状況を作ってしまった

 最初の票数目標である38038作戦はうまく行った。
 美也を応援するPを一致団結させたし、他のアイドルを応援するPからも
 達成時には祝福されたのは良かったと思う。

 数値目標は、目に見えるゴールを設定し、奮起を促すという狙いがあった。

 しかし数値目標を設けた投票作戦が続くに従い
 春香陣営は数値目標に安全マージンを乗せた数値を出して
 「1位に迫る」というこちらの狙いを事前に潰せるようになっていった。

 そのため途中から数値目標を「いつ」達成させるのか
 という情報は無くしたが、時すでにお寿司。
 最序盤の勢い付けとしてはアリかもしれないが、それ以後の
 「いつ何票を目指す」は地力に劣るほうがやってもダメではないかと思う。

・イメージ浸透は成功したか

 王道の悪役や覇王役が出来るであろう春香さん
 混沌とした世界を自ら治める(秩序を作る)点でハマりそうな琴葉と比べると
 美也はパッと見ではイメージがすんなりハマりにくいと感じていた。

 勿論、美也にも優れたイメージ浸透活動はあった。
 しかし、ただでさえ忙しい他のプロデューサーに
 選挙期間中、「わかりやすいFD美也」を終始に亘ってアピールできていたか
 そこは正直、絶対量が足りなかったように思う。
 (私がやった企画もFD要素は無いものが多かった……)

 広報で最も強いのは、視覚に訴えるアピール
 私はビジュアル広報にはほぼノータッチだった為
 次はここに力を入れたいと思う。


・事前準備は十分だったか

 これはもう、既に動かれていた方に対して感謝しかないし
 逆に、自分ももっとちゃんと、役選定の段階から入り
 どんどん外向けに発信して、スタート時点で
 イメージが浸透に貢献できなければダメだな、と思った


・新たな票田の掘り起こしはできたか

 これはもう少し早く動けばよかったと思っている。
 ミリシタTBの時の自分がまさにそれなのだが……
 ログインと少しの楽曲で投票券を貰えるが
 (TLにミリPが少ないこともあって)何をそんなに一所懸命に
 ミリPたちが頑張っているのか分からなかった。

 このブログで最初にミリシタTCの概要から触れたのは
 今後TD投票があった時の為である。

 ログイン勢、ライト勢掘り起こしの為に以下のような
 ミリシタTCについての説明も作った。

  踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら……批判も色々あるにせよ
 意義の大きな企画だと思っているので、後から知って後悔する人が出るのを
 防ぎたかったのである(あと浮動票増やしたかった)

構造上起こる難しい点

TC投票中は必死だ。
面白いな、と思う企画があったとしても
それが対立候補のものであれば、RT、favは躊躇する。
少なくとも私は、そうだ。
応援するアイドルの支援を優先してRTする。

結果、どうなるか。

そう、狭い範囲でしか共有されないのである。
TLが美也なら美也の企画だけ流れてくる。
そしてそれを美也Pの間でだけ共有する。

みんな自分の応援するアイドルの宣伝をRTするだけで精一杯なのである。

相手側の春香さんも他のアイドルも
滅茶苦茶いろんなことをやってたんである。
しかし自分の側からはあまり見えなかった。
(私がミリPをあまりフォローしていないこともあるが)

真剣勝負である以上、やむを得ないことではあるが……。

どれほどの宣伝や企画が
担当の枠を超え、ミリPの枠を超え、TL全体に
面白い企画やってるんだなと思わせ
ミリオンライブというコンテンツそのものに
興味を引くことができたのかは知りたいものである。

ミリシタが話題にならず、あるいは嫌になる人が増え
アクティブが減っていけば
自分の担当ではなくミリシタという船そのものが沈むのである。

ミリシタTCをどうとらえるか

TCには当然、反対派もいる。深く傷ついてしばらく離れるPもいる。
そもそも相手と実力に差がありすぎた場合
どうやって勝つんじゃ、という問題もある。

これはシンデレラガールズ総選挙にも言えるのだが
「頑張りが足りない」という発言が無いわけではない。
しかしそのような発言はまるで状況を理解していないとしか言えない。

一人ひとりのPの頑張り具合は同じであったとしても
その時の流れのほうが結果を大きく左右する。

一人が頑張ったところで、配られる票数は平等
宣伝にしたって、周り他担当も同じくらい頑張っているのだから。


でも、そうした現実があってもなお
みんな担当の為に頑張るのである。
少しでも自分の担当する、応援するアイドルが輝けばいいな
そう思いながら。


ミリオンライブは全員に声がついており
CDとイベントの出番はあり
待っていれば供給はあるコンテンツだ。

そんな中で、競う場が無ければ
与えられる展開に満足するだけのコンテンツに
なりやしないか。


制度の改善点はある。
・枠が少ない
・コンベに荒らしを湧きにくくしてほしい
・自陣の基礎票が少なすぎて望みがない
それは重大な課題ではある。


しかし、アイドルのことをもう一度見つめなおし
どうしたらもっと興味を持ってもらえるのか
どうしたら人気が出るのか

真剣に考え、競い合う場は絶対に必要だと思うのである。